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ダウト~あるカトリック学校で~ [映画 *た]


ダウト ~あるカトリック学校で~ [DVD]
「ダウト~あるカトリック学校で~」、観ました。

1960年代のあるカトリック系の学校。
校長であるシスター・アロイシアス(メリル・ストリープ)は、シスター・ジェイムズ(エイミー・アダムス)から1人の生徒の事について相談を受ける。
その内容とは、神父フリン(フィリップ・シーモア・ホフマン)に呼び出された男子生徒の様子が、何だかおかしくて心配だというものだった。
それを聞きつけた校長は、神父と男子生徒の“不適切な関係”を示唆する。
疑念はシスター・ジェイムズの心にも芽吹き始め・・・。

この映画、3月から公開していたのですが、その時住んでいた所ではやってなかったのです。
すごく観たかったんですよね。
なんせ本年度アカデミー賞で、主演女優賞と助演男優&女優賞になんと4人もノミネートされていた作品なんです。
引越し先では都市に遅れること2ヶ月余り・・・この土曜日から公開されたので、さっそく行ってきました^^

いや~~、期待通り見ごたえのある心理劇!
メリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの火花散る演技合戦!
校長室というあまり動きのない、言わば密室で交わされる台詞のやりとりは、時には相手を諭すように、またある時はまるで恫喝するかのように激しく、手に汗握るとはこの事ですね。

メリル・ストリープ演じるシスター・アロイシアスは厳格で生徒への指導も半端ないので、相当恐れられている存在。
こうと決めたら梃子でも動かない、頭の固い人物。
そして何故か、シスター・ジェイムズから話を聞くや否や、“不適切な関係”を疑います。
いや、元々彼女の中には疑いがあって、それが確信に変わった瞬間だったのかも。
彼女にとっては神父フリンという人が気に食わなくて、それを排除するチャンスを逃してなる物か、という風にも見えました。

一方の神父・フリンはフィリップ・シーモア・ホフマンが。
彼は生徒や保護者たちから信頼を受けているように見えました。
ジョークも通じる心安さもあるって感じ。
古いものに拘るのではなく、新しいものを学校にも取り入れようと考えていた。
何よりそれが、校長の気に障る原因であっただろうし、なんとしても排除したいと思わせるに至ったのかも。
潔白のようにも見えて、それでももしや、何かあるのでは?と思わせる、何とも絶妙な雰囲気を醸し出していました。

この物語で取沙汰される“不適切な関係”は、実のところ最後まで確たる答えは明かされません。
観ている観客は、映画の中での激しい議論や、または登場人物の表情や心情を読み取り、推測するまでです。
その目線は、劇中のシスター・ジェイムズに近いものがあって、彼女も真実を見極めようとしますが、やはり心は揺れます。

疑念と言うのは誰の心にも芽生える感情だと思います。
それが膨らむのも、止められないことなのかもしれません。
人を信じるというのはとても素晴しいことで、出来たらいつもそういう心持ちでいられたら平穏でいられますよね。
でも、疑心暗鬼に陥る日もある。
そんな心もあるんだと認めて、上手くバランスを取らないといけないですね。
疑う方ばっかりに傾くと、やがて自分の中の鬼に出会っちゃって恐れおののく事になるのかも。
ネタバレ(最後の校長は、自己嫌悪というか、自身の行動に恐れおののいているように見えました。

それにしてもフィリップ・シーモア・ホフマンの説教は上手かった。
“枕の羽”の話なんて、成るほどな~、と唸りました。

DOUBT  (2008)
 監督 ジョン・パトリック・シャリー
 メリル・ストリープ フィリップ・シーモア・ホフマン
 エイミー・アダムス ヴィオラ・デイヴィス
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てくてく

xml_xslさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。

エイジさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。

takemoviesさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。

父ちゃんさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。

わかって建築家さん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。

てぷこだんさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。
by てくてく (2009-05-14 13:19) 

てくてく

キティさん。
はじめまして、こんにちは^^
nice!をありがとうございます。
by てくてく (2009-05-14 18:26) 

クリス

真実は、におわせる程度に終わるところが、また観賞後にじんわりと心に広がる要因だったと思います。
私の答えは、シロ でしたが、中には際どくクロだと思われた方もいたかもしれませんね。
あ、ネタばれしてるかな。
by クリス (2009-05-14 21:57) 

コッスン

私もシロだと思いました
てくてくさんはいかがですか
by コッスン (2009-05-14 23:43) 

hash

こんばんは。
オスカー候補達の演技合戦は見応え充分でしたね。
色々と含みを持たせており、演技合戦にふさわしい内容でした。
by hash (2009-05-15 00:18) 

虹子

これも見たい作品でしたが行けずじまい。
近くではもうやってないかも(都会なのかな?^^;)。
てくてくさんの感想を読んで、達者な役者さんの競演を
DVDで必ず見ようと思いました!
最後までシロクロ明確にしないというのは面白いですね。
疑うということ自体をテーマにしているなんて。

ハムちゃんが来てよかったですね^^
by 虹子 (2009-05-15 21:42) 

てくてく

クリスさん。
こんばんは^^
私もやっぱりシロ 前提で観てました。
どうなのかな?とは思いつつも・・・。
でも、最後の最後のメリルの告白に
「むむむ・・・」とはなりましたが^^;
最後まで惹きつける演技力に拍手、です。
nice!&コメント、ありがとうございます。

コッスンさん。
こんばんは^^
私もシロ だと思いながら観てました。
シスター・ジェイムズのように、
信じたいと思いましたね^^
これがジアマッティだったなら・・・どうでしょう!?
nice!&コメント、ありがとうございます。

hashさん。
こんばんは^^
惹きつけられましたね~。
ホントに芸達者というか、
もう天職ですね、そうとしか言いようのない演技力。
堪能できました、遅れても観られて良かったです^^
nice!&コメント、ありがとうございます。

虹子さん。
こんばんは^^
こういうミニシアター系の作品を
遅れることなく公開しているのは都会だと思います^^
(↑てくてく基準・笑)
私も遅れても観られて満足しています。
虹子さんも是非、DVDでご覧下さいね。
まさに「ダウト」、疑う事自体がテーマの作品でした!

ハムちゃん、カワイイですよ~^^
毎日癒されています。
nice!&コメント、ありがとうございます。
by てくてく (2009-05-17 00:42) 

てくてく

okayuさん。
こんにちは^^
いつもnice!をありがとうございます。
by てくてく (2009-05-20 11:14) 

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