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ウルフマン [映画 *あ]

ウフルマン「ウルフマン」、観ました。

正体不明の獣に襲われ傷を負ったことから、恐るべき変貌を遂げるようになった男。
彼は満月の夜になると狼男に変身し、村人を次々と襲い始めた。
ベニチオ・デル・トロが狼男に扮したホラームービー。

狼男ってなんか懐かしいですね~。
この作品は1941年の「狼男」という映画のリメイクだそうです。
さすがにそれは観たことがないですけど、私が小学校だか中学校ぐらいの頃にも、ブームがあったような記憶が・・・。
“○○ロードショー”なんていうTVで放送されたりして、そんな日には家族揃ってテレビに食いついてました^^;
四つんばいになった男の爪がニョキ~と伸びたり、毛がフッサフッサに生えたりするのを、ビビリながら観ていたような・・・。
だから「ウルフマン」の存在を知った時から、妙に気になってしょうがなかった。
ちょっと昔を懐かしむ気持ちも含みつつ、映画館に行ってきました。
場内、少しばかり平均年齢高め。
R-15指定ってのもあるでしょうし、やっぱり懐かしさを感じた人もいらっしゃると思う。
1941年版をご覧になったであろうご年配の方々もチラホラ、お見掛けしました。

さて映画ですが、正統派の狼男映画、という感じでした。
19世紀末、イギリスの片田舎、古びた城、森・・・。
森の暗がりの中から恐ろしい生き物が飛び出してくる、それにピッタリのひなびた雰囲気。
田舎を離れて暮らしていたローレンスが、久方ぶりに故郷に帰ってくるところから物語はスタートします。
彼を迎えたのは父・ジョン。
ローレンスの兄が無残な遺体で発見され、村ではこれで3人が犠牲者となる猟奇的な事件が起こっている最中。
熊に襲われたのか、あるいは恨みを持つ人間の仕業か?
事件を調べ始めたローレンスは満月の夜、不気味な獣に襲われてしまうのです。

そこからは、もう、詳しく説明しなくても分かってしまう展開が待っています。
狼男に変身するシーンも出てくるのですが、やっぱり懐かしいって思っちゃった。
ベニチオ・デル・トロってどっちかと言うと苦手なほうなんですが、今回は時代物の衣装が似合っていて、素敵に見えるところもありました。
なんせベレー帽(ベレーじゃない?ちょっと斜め被りの帽子です)を被った姿が良かった。
(最後の方、徒歩のシーン)。
シルクハットも被ってたけど、絶対ベレー帽やなぁ♪・・・ってなんの感想だか^^;
狼男の特殊メイクも、何だか似合ってたような(笑)でも、あのメイクは大変そうですね。
がるる~、と変身するところも靴とかバリッと破れて、突き出した足が伸びて・・・なんて、結構面白く観てしまいました。

あと、ローレンスの父親・ジャックはアンソニー・ホプキンスが演じています。
私はジャックの行動がイマイチ、よく理解できなかったんだけど、まぁ、本能のままに生きている人ってことなんでしょうか?(おっと、ネタバレかも^^;スンマセン)
でも画面にアンソニー・ホプキンスが出るだけで引き締まる感じがするのは流石ですね。
その他にも「マトリックス」でお馴染みのヒューゴ・ウィーヴィングや、「プラダを着た悪魔」や「ジェイン・オースティンの読書会」のエミリー・ブラントなど、充実したキャストでしたね~^^

・・・ってことでGWの初日、朝イチの回で鑑賞してきました。
GW、あと何本観られるかな~(^▽^)/

THE WOLFMAN  (2010)
 監督 ジョー・ジョンストン
 ベニチオ・デル・トロ アンソニー・ホプキンス エミリー・ブラント
 ヒューゴ・ウィーヴィング ジェラルディン・チャップリン マリオ・マリン=ボルケス
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シャッター アイランド [映画 *さ]


シャッター・アイランド (レオナルド・ディカプリオ 主演) [DVD]
「シャッター アイランド」、観ました。

絶海の孤島「シャッター アイランド」には、精神を病んだ犯罪者を収容する施設がある。
この施設に入所している女性患者が失踪する事件が発生。
失踪事件の担当刑事としてシャッター アイランドに派遣された連邦捜査官のテディは、捜査を開始するや否や、島に漂う不穏な空気を感じるのだった。
「ディパーテッド」のマーティン・スコセッシ&レオナルド・ディカプリオが、再びタッグを組んだ注目の作品。

予告編から興味をそそられましたよね。
脱出不可能っぽい島にある入院施設。
しかも患者は全員囚人ということで、部屋にはもちろん鍵が掛けてある訳で、そこから突然煙のように消えてしまった女性患者はさて、いったいどこに行ってしまったのか?
島にやってきた捜査官のテディは、相棒のチャックと共に捜査を開始。 
折りしも島には巨大な嵐が接近、これで誰も島から出ることは不可能となる。
テディたちは施設所長をはじめ、職員、患者らから話を聞くのだが、女性の行方は以前として不明。
やがて得も言われぬ不穏な空気が、島を覆っていることに気づき始めるテディだったが・・・。
・・・とまあ、こんな風に物語は幕を開けるのです。
予告なんかでは“謎が解けるまでは島を出られない”とか“この謎が解けるか?”みたいなコピーが踊っていたので、『謎解きミステリー』のような印象を受けてました。

映画が始まると直ぐ、重厚で腹の底に響くような重低音のBGMが鳴り渡ります。
とても不安に駆られるようなその音楽を伴いつつ、ディカプリオ演じるテディはこの島に足を踏み入れる。
その途端、私もこの怪しげな世界に入り込んでしまい、息を呑んで画面を見つめていました。
終始、緊張感が張り詰めていたと思うし、その緊張の糸が緩まることなく物語を紡いでいたように思えました。

ディカプリオはもうほんとに、「タイタニック」の頃とは別人のような風貌になってしまいましたね。
美少年の面影はいずこ?って感じの、眉間にしわ寄せた怖い形相でしたが、でも好きです~^^
やっぱり演技力は確かなものがあるし、今回の演技はとても良かったんじゃないでしょうか?
周りもベン・キングズレー、マーク・ラファロが固めていて安定感がありました。
ミシェル・ウィリアムズはどっちかというと今まで可愛いイメージでみていたんだけど、今回すごく危なげな儚さがあって綺麗だと思ったな~。

ここから少し、ネタバレ。
(反転しま~す。  この映画、謎解き謎解きって煽りぎみだったけど、それほど謎解きが重要かしらん? ご丁寧に映画の最初に、「色んなヒントあるのでよく注意してみて下さい」云々のお知らせがあったけど、あれもどうでしょう?そんなにあちこち目を皿のようにしてたら、逆に映画に集中できないので、私は途中でやめました。そんなことをしなくても、フツーに観てたら解ると思います。途中までは解らなくても、57人目の患者のカルテを後回しにした所でもう決定、でしょう。あそこで「早く見ろよ、ディカプリオ、重要な手がかりを後回しかよっ」って観客に突っ込ませながら、あぁ、そういう事なのか!と気付かせてますもんね。謎解きに躍起になるよりも、じっくりと映画を見ていたら答えはちゃんと導き出されるようになっているんですから。ところで、そのオチについては“結局、またこのオチかっ!”とガッカリした人もいるかもしれませんが、私は全然ガッカリしなかったです。そこに至るまでの物語の見せ方も面白かったし、ディカプリオの物悲しい行く末を予感させるラストも切なかったしね~。

本作、重厚な正統派スリラーではなかったでしょうか。
わたし的には「ディパーテッド」なんかより10倍は面白かったです^^

SHUTTER ISLAND  (2009)
 監督 マーティン・スコセッシ
 レオナルド・ディカプリオ ベン・キングズレー マーク・ラファロ
 ミシェル・ウィリアムズ エミリー・モーティマー マックス・フォン・シドー
 パトリシア・クラークソン ジャッキー・アール・ヘイリー
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アリス・イン・ワンダーランド [映画 *あ]


ALiCE IN WONDERLaND
「アリス・イン・ワンダーランド」、観ました。

ルイス・キャロルの児童小説「不思議の国のアリス」。
19歳になった主人公アリスの新たな冒険を、「シザーハンズ」、「チャーリーとチョコレート工場」のティム・バートンが描いたファンタジー。

GWに向けて次々と面白そうな映画が公開されてますね。
公開ホヤホヤの作品を、すぐさま観にいけなくて私の中でちっちゃいストレスが徐々に溜まりつつあります^^;
とにかくこの土日は、行きたかったのに行けずにいた作品を、『絶対、見に行くデー』に決めまして、家族のご理解を頂きつつ(笑)、両日1本ずつ鑑賞することができました!アリガトッ。
うれし~^^♪、やっぱり映画館で観る映画は格別ですからね~。
てなことで、土曜日に「アリス・イン・ワンダーランド」の3D・字幕版を、日曜日の今日は「シャッター・アイランド」を観てきました。

さてさて、前置きが長くなりましたが映画の話に戻りましょう。
「不思議の国のアリス」ってメチャクチャ有名なんだけど、改めて思い起こしてみると本って読んだことあったかな~?
家にはディズニーアニメ版のDVDもあるし、子供がまだ4・5歳の頃に読んでたお子ちゃま向けの童話っぽいのもあるんで、大体の流れは知ってるんだけどね~。
ちゃんとした原作みたいなのは、読んだことがない事にちょっとビックリですね。
それでも抜群の浸透力ですからディズニーの凄さを感じつつも、不思議な世界観を持つ魅力的なこの作品が愛され続けているからこそ^^でもあるんでしょうね。
そして本作は、19歳に成長した主人公のアリスが久しぶりに不思議の国を訪れ、そこで起こる新たなる冒険を描いたものです。

不思議の国・アンダーランドの面白くて奇妙で美しいビジュアルは、さすがティム・バートン監督らしさをふんだんに感じることが出来ます。
チェシャ猫、白うさぎ、ヤマネなどの動物キャラも可愛いし、ジョニデ演じるマッドハッターや双子の存在も奇天烈です。
でも、一番強烈な個性を放って居たのは、バートン作品でジョニー・デップと双璧を成すヘレナ・ボナム=カーター演じる赤の女王ですね~。
自身の容貌にコンプレックスを持つ彼女は、気に入らないことがあると口癖のように「首をはねろ!」と叫びます。
映画の中では悪役でしたが、彼女のキョトン?とした表情が妙に可愛くて、何度も噴出しそうになってしまいました^^
赤の女王と姉妹でありながら、お互いの国を巻き込んだ争いを起こす白の女王役のアン・ハサウェイも、気持ち悪いほど浮きまくったブリッコ演技が中々のモノでした(笑)
周りのキャラが濃いだけあって、アリスを演じたミア・ワシコウスカはちょっと凡庸に写ってしまったかな?

赤の国の女王の横暴に立ち向かうべく、白の女王たちと共に戦うことを決意するアリス。
大人になる一歩手前、自分の考えで行動することに躊躇いがちだった現実世界のアリスが、アンダーランドでの出来事を通じて自立していく・・・そんな物語でした。
ストーリーはソツなく、手堅く纏められている印象を受けました。
全然悪くはないのですが、逆に言うと突き抜けた何かもないので、もしかしたら意外とあまり記憶に残らないかも・・・、なんて思ったり。

でも、子供も私も楽しかったですよ、子供も中学生になったので土曜日の夜(と言っても7時過ぎに始まる回ですが^^)に出掛けたのです。
夜のシネコンは初めてだった子供、少し大人の雰囲気も楽しんだみたいです。
(結構、中高生とお母さんの組み合わせが多かった。ジョニデだからか?^^)

ALICE IN WONDERLAND  (2010)
 監督 ティム・バートン
 ミア・ワシコウスカ ジョニー・デップ ヘレナ・ボナム=カーター
 アン・ハサウェイ クリスピン・グローヴァー マット・ルーカス
 アラン・リックマン マイケル・シーン スティーヴン・フライ
 ポール・ホワイトハウス バーバラ・ウィンザー 
 クリストファー・リー ティモシー・スポール
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トランスポーター2 [映画 *た]


トランスポーター2 [DVD]
「トランスポーター2」、観ました。

無敵の強さの“運び屋”フランクの活躍を描いたアクションシリーズの第2弾。

先日鑑賞した「トランスポーター」では、次から次へと繰り出されるアクションシーンを随分楽しませてもらいました^^
その勢いで「2」も期待しながら再生スタート。
そこでまず、「ん・・・ん、なんか雰囲気が違う??」という印象に駆られてしまいました。
その理由はすぐに判明。
物語の舞台が南フランスからアメリカ・マイアミへと移っていたからです。
前作で見られた森の中、カーブが連なる道を走り抜けるシーンや、リゾート感溢れる海辺のロケーションなどに加えて、独特のクラクション音を響かせるフランスのパトカーなんかも、結構気に入ってた。
だから、同じ海辺でも全然印象の違うマイアミの都会的な街並みを見て、上のような思いが浮かんでしまったんですね~。

今回のお話は、フランクがビリングス家というお金持ちの家の運転手として働いている所から始まります。
彼は運び屋を辞めるつもりで、新天地としてマイアミを選び、休暇中の運転手のピンチヒッターとしてビリングス家の一人息子・ジャックの送り迎えをやってるんですね。
きちんとした仕事ぶりで奥さんから信頼を得ている上、ジャックとなぞなぞ遊びをしたりして、すっかり気に入られている模様。
これで運び屋稼業から足を洗えるかに見えた矢先、またしても事件が起こり、フランクはそれに巻き込まれて行くのです。

何者かがジャックを狙い、フランクがいるにも関わらす彼を誘拐されてしまう・・・、ジャックと交わした“何があっても必ず守る”という約束を果たす為、フランクは一人で犯人グループに立ち向かう・・・というのが今回の筋立て。
フランクは相変わらずの強さです。
しかし、どうも前作よりも凄いものを作ろうという気合からか、今回はやたらに派手な銃撃戦や爆破が多い、それもこってりとCGを使いました~、みたいな・・・^^;
有り得ないアクションがウリなのは重々承知してますが、あまりにも不死身すぎるフランクに“やりすぎ感”が否めませんでした。
思うにそれは、生身のアクションシーンの割合が少なかったからではないでしょうか?
(前作はそこんところの配合バランスが良かったように思う^^)
中盤を過ぎて、敵陣に乗り込んだフランクが、そこで次々出てくる犯人グループ・その他大勢^^;と繰り広げる格闘シーンは、やっぱり面白かったもん。
本格的な接近戦はそれくらいだったような・・・ちと残念。
(その中でも今回は、ホース!使いが見事でした^^)

前作にも登場していたフランス人のタルコーニ警部が、今回はかなりコミカルキャラになってました。
彼は結構、好きかも^^
あとは「3」ですね~。
一応、レンタルリストには入れたのですが、いつ頃届くだろう。

THE TRANSPORTER 2  (2005)
 監督 ルイ・レテリエ
 ジェイソン・ステイサム アレッサンドロ・ガスマン アンバー・ヴァレッタ
 ケイト・ノタ マシュー・モディーン ジェイソン・フレミング フランソワ・ベルレアン
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扉をたたく人 [映画 *た]


扉をたたく人 [DVD]
「扉をたたく人」、観ました。

孤独な初老男性とシリアから移住した青年の交流を、ニューヨークを舞台に描いたヒューマンドラマ。

素敵な映画でした~。
じんわりとやさしさが沁みてくるような、そしてもう一方ではやる瀬無いほろ苦さも込み上げる・・・そんな想いに揺さぶられる作品。
大人の映画でした。

大学教授のウォルターは、妻に先立たれてからというもの孤独な生活を送ってきました。
必要以上に人と接することを控えて暮らしている、そんな風に見えます。
大学の授業にしても、何年間も同じ内容の繰り返しで、授業の年間計画書を提出する時には修正液で年度だけを書き変えて提出しようとするくらい。
職業柄、付き合いもあるだろうけれど、きっと誰とも深くは付き合わずにいて、多分周りの同僚や生徒たち、ご近所さんなんかも、ウォルターに踏み込んだ付き合いをしようとしないんでしょうね。
そういうのって、やっぱり伝わるものです、“あっこの人、近寄るなオーラ出してるな”って・・・。
だからウォルターにしてみたら、そんな状態でもある意味、居心地良いのかも知れないです。

こんなウォルターですが、唯一新しく始めようとしている事があって、それがピアノの演奏。
しかし思うように指は動かず、ピアノ教師からは“その歳で始めるのには無理がある”みたいな事を言われてしまいます。
おまけにまるで子供に言い聞かせるような教え方をされ、子ども扱いされたと思ったウォルターは即座に彼女をクビにしてしまうのです。

そんな折、大学から学会への出席を命じられたウォルターはニューヨークへ出向き、かつて妻と暮らしていたアパートに滞在するため、鍵を開けて部屋に入ります。
このアパートにはもう何年も訪れていませんが、れっきとしたウォルターの持ち物。
ところが誰も居ない筈の部屋に、人が暮らしていて驚くウォルター。
シリア人のタレクとセネガル出身のゼイナブという移民のカップルが、何故か手違いでこの部屋を契約したというのです。
夜中に行くあてもない二人を見かねて、数日部屋にいることを許したウォルターでしたが、この出会いが彼の人生に新しい価値観をもたらすことになるのでした。

タレクという青年はジャンベという楽器の奏者、ジャンベというのは西アフリカの民族楽器で足の間に挟んで叩く太鼓。
素手で叩いて演奏するのですが、このリズムがウォルターの琴線に触れるのです。
そうか、ウォルターは音楽が好きなんですね、ピアノは無理と言われていたけど、この太鼓はウォルターに合っているのかもしれません。
人当たりの良い好青年のタレクは、すんなりとウォルターが作る壁を越えてしまいます。
タレクから教わりながらジャンベを叩くうちに、忘れていた充実した時間を取り戻していくウォルター。
しかし、不法滞在者であるタレクが逮捕、収監されてしまい・・・。

今まで惰性で生きてきたようなウォルターの人生が、人との出会いによって新たな輝きを放ち始めます。
この映画を観ていて、やはり人と人との繋がりの大切さを実感しました。
ふとしたきっかけで出会った人と人が、刺激を受けながら、励ましながら、お互いを知り合いながら信頼関係を築いていく、そんな姿を丁寧に描いていました。
ウォルターを演じたリチャード・ジェンキンスをはじめ、タレクやその母親など、静かながらも内に秘めた誠実さを上手く表現した演技が素晴しい。
9・11以前と以降ではガラリと変わってしまった移民たちへの措置など、アメリカが抱える現在の姿も織り込まれていて興味深くもあります。

少しずつ変わっていくウォルターの心に添うように、じっくりと鑑賞。
ラストのショットでは、最初とは大きく変化したウォルターの姿を見ることができます。

THE VISITOR  (2007)
 監督 トム・マッカーシー
 リチャード・ジェンキンス ヒアム・アッバス ハーズ・スレイマン
 ダナイ・グリア マリアン・セルデス マギー・ムーア
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トランスポーター [映画 *た]


トランスポーター [DVD]
「トランスポーター」、観ました。

ジェイソン・ステイサム主演のアクション・ムービー。
神業的な運転テクニックと、強靭な肉体を持つプロの運び屋の活躍を描く。

すでにシリーズ化され「3」まで製作済みの「トランスポーター」。
私はこの最初のヤツだけ、昔に観た事があって続編は未見。
この前、BSで本作と「2」が続けて放送されたので、“ちょっと観てみようかな?面白かったら「3」はレンタルしようか。”みたいなつもりで録画してました。
それを鑑賞。

退役軍人のフランクは南フランスの豪邸で、趣味の車いじりをしながら優雅に暮らしている。
・・・と言うのは表向きの顔で、彼の職業は頼まれた“荷物”を言われたとおりに届ける“運び屋”。
フランクは仕事をする上で、契約相手にも自分にも厳しいルールを課しているのです。
それは、『契約厳守』、『名前は決して聞かないこと』、『荷物は開けるべからず』、というもので、これを実行することにより危険を回避しているんですね。
フランクが運ぶものは、決して安全なものとは言えないものが多いですからね~。
そして、鉄のようにこの決まりを守ってきたフランクが、引き受けた“荷物”の中身をついつい覗いてしまった事から事件に巻き込まれてしまう、というのが本作のストーリーです。

ジェイソン・ステイサム主演だけあって、アクション全開!
とにかく強い、強い。
敵が束になってかかって来ようと、気持ちがいいくらいに投げ飛ばしてくれます^^
格闘シーンではかなり身体を使ってアクションしてますね。
例えば着ているシャツなんかでもちゃんと武器として使っちゃったり、コンテナの扉だって盾や武器になるんですね~。
カンフーっぽい雰囲気がしました、何て言ったらいいのかな、組み手や一連の動きが流れるように計算されている、みたいな。(と思ったら、監督は中国の方なんですね、どおりで^^)
それから油ヌルヌルのシーンは面白かった、前に観た時もここは面白いと思ったんだった。
前半の市街地でのチェイスシーンも、カースタントを実際に頑張ってる感じ。
ここら辺は生身の感じがしましたね~。

それとは一転して、有り得ないようなトンでもシーンも満載。
後半の走るトラックでのアクションは、有り得ないほどトンデモなアクションいっぱい。
ここら辺はあまりに凄すぎて、作り物感がしなくも無かったかな・・・^^;
それでもなかなか手に汗握ったし、まぁ、面白かったのでイイんじゃないでしょうか~^^

悪役のボスみたいなオッサンが、えらいきっちりとまゆ毛をお手入れしていて、めっちゃ不自然でした^^;
そう言えばそれって前に観た時にも思ったな~、って思い出したら笑えました^^

THE TRANSPOTER  (2002)
 監督 ルイ・レテリエ コリー・ユン
 ジェイソン・ステイサム スー・チー マット・シュルツ
 フランソワ・ベルレアン リック・ヤング
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依頼人 [映画 *あ]


依頼人~ザ・クライアント~ [DVD]
「依頼人」、観ました。

偶然、自殺しようとしている男を見つけたことから、命の危機に晒されてしまう少年と、少年を救おうとする女性弁護士の奮闘を描くサスペンス。

11歳のマークは弟と母親の3人でトレーラーハウスで暮らす少年。
ある日、母のバッグからくすねた煙草を隠れて吸うために、弟と二人で森へと入る。
二人で煙草をふかしていると、見たことも無い車が森に入ってきて停まった。
隠れて様子を窺っていた兄弟は、車の男がゴムホースを引いて排気ガス自殺を図ろうとしていることに気づく。
放っては置けないマークは弟の静止も聞かずにこっそりゴムホースを外すのだが、それに気がついた男に車へと連れ込まれてしまうのだった。
酒と薬で半狂乱になった男から自殺する理由を聞いたマークは、危機一髪のところで車から脱出、男は最後には拳銃で自殺してしまい・・・。

男はマフィアの専属弁護士でした。
そのマフィアはある殺人事件の容疑者として連邦検事局からマークされているのですが、肝心の遺体が見つからないことから逮捕に追い込めないでいる、という状況なのです。
弁護士はマフィアが殺人に関わった事も、遺体の隠し場所も知っていて、知りすぎた自分はいずれ消されるだろうと言う恐怖から常軌を逸してしまっていたのでした。
弁護士はその秘密の全てをマークに話して聞かせると、目の前で自殺してしまいます。

マークとしては自殺した男から聞いた話しは伏せておきたい秘密でした。
しかし、自殺現場の第一発見者として警察から事情を聞かれるうちに、何かを隠していることを気づかれてしまうのです。
例の話はマフィアを逮捕することの出来る重要な証拠であるのですが、そんな話をすれば自分や家族がマフィアに狙わることは目に見えています。
現場を見てしまった弟はショック状態で口もきかず、自分の殻に閉じこもり入院、母親は気落ちしてしまっている、そんな状況の上、危険にまでされされたら大変なことになる、それだけは避けたい。
“だた、現場を発見しただけ”で押し通そうとするマークですが、警察の追求は甘くはありません。
すぐにFBIと連邦検事局も合流し、マークへの事情聴取が行われることが決まります。
そこでマークは弁護士事務所を訪れ、レジー・ラブという女性弁護士を1ドルで雇うことに成功するのですが・・・。

11歳の向こう見ずで生意気な少年と、彼から雇われた女弁護士が、事件を解決に導くべく奮闘するうちに、少しずつ心を打ち解けていくドラマ部分と、少年を狙うマフィアから逃れつつ犯人を追求しようとするサスペンス部分を上手く盛り込んだ作品でした。
ラブ弁護士をスーザン・サランドン、連邦検事の腕利きにはトミー・リー・ジョーンズが配役されています。
検事役でトミー・リー・ジョーンズが出たときには、マークを危険から守りながらマフィアを逮捕してくれる心強い検事さんかな?と思ったら、これがとんでもない出世願望の男。
メディアの露出大好き、手柄のためなら子供相手でも容赦ない手厳しさで、マークの権利を守るラブ弁護士と対立するところは意外というか、予想に反していて面白かったです^^

そして何よりマークを演じたブラッド・レンフロが魅力的な少年でした。
まなざしがとても良いんです、危なっかしい感じの年代、背伸びをしたところもなんか可愛いんです。
ところが彼、2008年に25歳の若さで亡くなっているんですね。
薬物の過剰摂取が原因らしいですが、もうほんとに何でなのでしょう?
とんでもない重圧のかかる仕事だとは思いますが・・・こんな事を聞くたびに残念でなりません。

THE CLIENT  (1994)
 監督 ジョエル・シューマカー
 スーザン・サランドン ブラッド・レンフロ トミー・リー・ジョーンズ
 メアリー=アンソニー・ラパリア J・T・ウォルシュ アンソニー・エドワーズ
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きみがぼくを見つけた日 [映画 *か]


きみがぼくを見つけた日 [DVD]
「きみがぼくを見つけた日」、観ました。

時空を超える能力を持った男性と、彼を愛する女性との愛の物語。
「ミュンヘン」のエリック・バナと「シャーロック・ホームズ」のレイチェル・マクアダムス主演。

様々な時代へ移動してしまうタイムトラベラーとしての能力を持つヘンリー。
きっかけは幼い頃に遭遇した事故でした。
彼の能力はどんな時代のどの場所に飛ぶのかを、自分で制御することができません。
それでも、人生の中で強烈な記憶が残る場面に引き寄せられ易い、という特徴を持っています。
そして困った事に移動する時は身体ひとつ、つまり飛んだ先では全裸の状態になってしまうこと。
そんなある日、見知らぬ女性に声を掛けられたヘンリーは、この女性・クレアと運命の恋に落ちる事になるのです。

クレアはヘンリーのタイムトラベルの秘密をはじめ、彼に関すること、またヘンリー自身がまだ知らない未来のことまで知っていました。
いきなり目の前に現れた美しい女性が、自分に興味と好意を持っているとあれば、ヘンリーだって平気ではいられません。
彼女の話によると、幼い頃に自分の前にいきなり現れたヘンリーと交流を続けながら成長してきた、その過程でヘンリーを愛するようになった、そしてヘンリーも自分と愛し合うようになるはず、だと。
驚きを隠せないヘンリーでしたが、運命に逆らうことなくクレアを愛し始めるのでした。

時を超える男性と彼を愛する女性の愛の生活。
お互いを愛する気持ちはそれこそどこにでもいる男女と変わりないと思いますが、そこに問題が生まれてくるとしたら、それは知りたくもない自分の未来の姿を知ってしまう・・・という所でしょうか。
明日のことが分からないから幸せで過ごせる今日、ってこと、言えると思います。
未来を夢見ることも、先が分からないから出来る事かもしれないですものね。
そして、もう一つ。
彼らの間に誕生した命にも、ヘンリーの能力が遺伝してしまう、と言うもの。
この問題もヘンリーとクレアに試練を与えることになります。

どうしようもない運命に向き合いながら、愛を貫こうとするカップルの姿を描きます。
いわゆるファンタジーの部類に入る作品かな~、と感じました~。
ラストなんかも、モロそんな感じ。
タイムトラベルものって、深く考えていると訳が分からなくなってしまうので、それはせずにサラッと観ました。
強烈な記憶の場所には何度も引き付けられるように戻るけれど、その運命を変える事が出来ない、なんて所は辛い所ではありましたが。

しかし、トラベル先で全裸ってかなり危険でヤバイことですよね。
ヘンリーは男性なので何とか乗り切ってましたけど(時には変な服を調達するしかなくて、ちょっと笑った~^^)、女性の場合だとこれは大ごとだぞ、と思わず心配しちゃいました^^;

あと考えてみたら、クレアの前にヘンリーが現れたのは彼女がまだまだ少女の頃。
その時のヘンリーは中年、と言う設定だから、クレアはとってもオマセさんだったんだね~。
普通だったら、かなり怪しいオッサンな筈・・・。
そんな所もファンタジーだな~、と思いますね。
少女時代を演じた女の子が、レイチェル・マクアダムスに良く似た子した。
子役が大人役の俳優さんと似ていたりすると、よくぞ見つけたな!、と嬉しくなる私なのです^^

THE TIME TRAVELER’S WIFE  (2009)
 監督 ロベルト・シュヴェンケ
 エリック・バナ レイチェル・マクアダムス アーリス・ハワード
 ロン・リヴィングストン スティーヴン・トボロウスキー ブルックリン・ブルー
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第9地区 [映画 *た]


第9地区 [DVD]
「第9地区」、観ました。

28年前、南アフリカ共和国の上空に突如現れた巨大な宇宙船。
中にいたエイリアンたちを難民として隔離し居住区を与えた、それが“第9地区”と呼ばれるエリアだ。
そして現在・・・第9地区では大規模な事業が始まろうとしていた。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン製作。
本年度アカデミー賞で作品賞などノミネートの話題のSF作品。

存在を知った時から楽しみにしていた本作、今日公開になりました。
さっそく行ってきました~^^
今までもエイリアンが登場する映画はたくさん作られてきましたが、その殆どが地球人に攻撃を仕掛けるような侵略ものであり、人類は存続のために応戦するといったパターンだったと思います。
それで無ければ、エイリアンと彼らに遭遇した一部の人間たちとの交流を描くパターンとか。
本作では南アフリカ共和国の上空で停滞してしまった宇宙船をこじ開けた地球人たちが、船内で瀕死の状態だったエイリアンを保護し、そのまま難民として受け入れる・・・という所が今までになかった新鮮な設定であり、非常に興味を引く所以でありますね~。
彼らはヨハネスブルグの一角を居住地として与えられるのですが、人間との間で様々な摩擦を引き起こしてしまうのです。

まず、彼らの住む“第9地区”はゴミの山のスラムと化し、食料を求めてゴミを漁る姿は日常茶飯事。
人間を襲い物を奪う犯罪も多発、そしてエイリアンたちは自分たちが持ってきた武器を、それを欲しがる人間のマフィアに売り、代わりに食料を得るという裏取引まで覚えてしまう。
近隣に住む人間はエイリアンたちを排除する運動をはじめ、治安は悪化の一途を辿ります。
そこで人間の安全を守るため、彼らの居住地を今の第9地区から遠く離れた第10地区に移転する計画が実行されます。
政府から承認を受けた多国籍企業であるMNUが、エイリアンたちを速やかに移動させるべく作戦を開始。
この作戦の責任者であるヴィカスは、第9地区に向かうのですが、そこでとんでもない状況に遭遇してしまうのでした。

いや~、面白かったです!
こんな素っ頓狂なお話をきちんと観客に信じ込ませるのは、冒頭のドキュメンタリータッチのインタビュー映像の巧さでしょうか。
一気にこの異様な世界に引き込まれてしまいました^^
そして映画が進むにつれて、エイリアンと人間が共存している様子が映し出されていくのですが、見事なCGや美術が異星人の存在にもきちんと説得力を与えていました。
舞台となる南アフリカ共和国・・・と言えば「インビクタス/負けざる者たち」の記憶も新しく、また今年はサッカーワールドカップも開催されるなど話題の地ですが、今回もヨハネスブルグの空中に浮く宇宙船のビジュアル、またバラックが立ち並ぶ第9地区の景観など、世界観と非常にマッチしていてリアリティも抜群。

少々気味の悪い描写もありますが、かなり異色なSFアクションであり、摩訶不思議なパワーを持った作品でありました。
リアルな映像と激しいアクション、筋立てには多少先読める所が無くもないけど、なんせ勢いがありました。
そしてそこに、表と裏の顔を使い分け利潤の追求を第一に考える人たちとか、大きな権力の前に踏みにじられる個人の存在とか、そういったことなども含ませていて、なかなか深いものを感じました。
最後には(ネタバレ、反転します。 切なさまで感じさせるとは!あの鉄屑で花を作っていたのはヴィカスだよね~、切ない~。)お見事!と言いたいです。

DISTRICT 9  (2009)
 監督 ニール・ブロンカンプ
 シャールト・コプリー デヴィッド・ジェームズ ジェイソン・コープ
 ヴァネッサ・ハイウッド ナタリー・ボルト シルヴィン・ストライク ジョン・サムナー
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リクルート [映画 *ら]


リクルート [DVD]
「リクルート」、観ました。

MITのエリート学生・ジェイムズの前に現れた一人の男。
彼はウォルター・バーグと名乗り、ジェイムズをスカウトするためにやって来たと告げる。
CIAのリクルート担当にしてベテラン教官のバーグに誘われたジェイムズは、悩みながらもCIA入りを決意するのだった。

優秀な頭脳の持ち主のジェイムズは、すでに大手PCメーカーなどからも注目される逸材。
本人も将来はその道に進むだろうと考えていた矢先、バーグという男が現れます。
彼はジェイムズについてのあれこれを把握し、全てを見抜いたような口ぶりで接近。
ジェイムズの力が発揮できるのはCIAであるとして、採用試験を受けるように誘います。
初めは胡散臭げに感じたジェイムズですが、バーグの話すある一節に心を奪われます。
それは行方不明となっているジェイムズの父親がかつてCIA局員であった・・・というもの。
父親を探し続けていたジェイムズは、父の消息を知るためにもCIAに入ることを決意するのでした。

CIAの試験をパスしたジェイムズら訓練生は、今度は“ファーム”と呼ばれる極秘機関で研修を受ける事になります。
そこで鬼教官として指導に当たるのが、またしてもウォルター・バーグ。
ここで学ぶのは現場を想定した実戦さながらの訓練、徹底的に人を欺き、監視し、盗聴すること、などなど。
訓練生たちはファームでCIA魂を嫌というほど叩き込まれるのです。
ジェイムズはバーグのしごきにも耐え、頭角を現し始めるのですが、“出る杭は打たれる”の言葉通り更なる地獄が待ち構えているのです。

凄かったですね~、CIAの騙しあいに次ぐ騙しあい。
簡単に人を信じるな、と言わんばかりに訓練生たちを陥れる罠が張り巡らされています。
はっきり言ってこれでは人間不信を招き、挙句の果ては対人恐怖症におちいるのは必至って感じの訓練です^^;
スパイ活動中に自分の身を守る術を持つための訓練とは言え、これは耐えられそうにありません。
でも、そこはCIAを目指す訓練生たち、この尋常でない訓練にもついていくんですね~。
自分は人とは違う才能を持っているんだ!というプライドでしょうか。
教官も彼らの自尊心を刺激しながら、上手く動かしてるって感じです。
特にジェイムズは“CIAで活動していた父親ゆずり”、という意識が原動力となってるのは確実。

こんな“ファーム”での訓練の後、配属された部署でも仲間どおしの騙しあいは続くのですが、それが実は・・・なんていう風なストーリーです。
普通に面白かったですけど、ずば抜けて面白いというところまでではありませんでした。
だからと言って、決してつまらない訳でもないのです。(どっちや!^^)
ホントに、普通に見終わって、普通に面白かったね~、と言う感じでした。

ジェイムズはコリン・ファレルが、バーグはアル・パチーノが演じています。
今までコリン・ファレルを観てもこれと言った感想が浮かばなかったのですが(スミマセン、決して悪気はないです^^;)、本作では初めて格好良いかな、と思いました(^ー^

THE RECRUIT  (2003)
 監督 ロジャー・ドナルドソン
 アル・パチーノ コリン・ファレル ブリジット・モイナハン
 ガブリエル・マクト ユージン・リピンスキ ケン・ミッチェル
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