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これが気になる!(2010年6月) [これが気になる!]

えぇと、初の試みなんですが、月の終わりに来月に観たい映画をメモっとこうかな?っていう気になりました。
観たいと思いつつ、何となくズルズルと時間が過ぎてしまって公開終了しちゃった・・・なんて事が結構あるので^^;、メモることで“来月はこれは行っとかな!”と意識できるかな~、なんて^^

それでは、気になる作品を挙げてみます。

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂プリンス・オブ・ペルシャ
何気に公開中の作品なんだけど^^
ナイーヴな印象だったジェイク・ギレンホールが肉体改造して挑んだ、というので俄然気になり始めました。
ディズニー製作のアクション・アドベンチャー。

   観ました! 感想はこちら



告白告白
・6月5日公開
予告編、かなり引き込まれました。
久々の邦画かも。
これは原作も読んでみたいです。

   観ました! 感想はこちら 



アイアンマン2アイアンマン2
・6月11日公開
「アイアンマン」も面白かったしね。
待望の第2弾です。
悪役のミッキー・ロークも楽しみ。

    観ました! 感想はこちら



ザ・ウォーカーザ・ウォーカー
・6月19日公開
デンゼル・ワシントン主演の近未来アクション。
こういうのはハズせません!

    観ました! 感想はこちら



オーケストラ!オーケストラ!
これは既に全国公開されてますが、私の所では遅れて公開されます。
とてもイイ、と話題の作品なので気になっています。
絶対行きたい!

    観ました! 感想はこちら




9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~9
これも公開中だけど遅れてます。
これは気持ちは半々位かな~。
もしかしたらDVDが出るまで待つかも?



以上、6本です~。
北野監督の「アウトレイジ」もチラシ貰ったりして気になってたけど、かなり怖そう><;
ちょっと無理かもしんないです・・・。

ニュームーン/トワイライト・サーガ [映画 *な]


ニュームーン/トワイライト・サーガ スタンダード・エディション [DVD]
「ニュームーン/トワイライト・サーガ」、観ました。

女子高生とヴァンパイアの切ない恋を描いたラブストーリー、第二弾。

前作「トワイライト~初恋~」の時は、思った以上に胸キュンできなくて少し寂しい気持ちになりました。
もう、私に乙女の心は残っていないのか?と^^;
そんな風な前作鑑賞後の虚しさに懲りずに、第二弾である本作もレンタル。
ところが、前回よりは良かったです、ずっと楽しめました^^
思うに最近の私の鑑賞ラインナップが、ホラー、サスペンス、スリラー・・・だったり、あるいはアクション物だったりして、女子女子した作品からかなり遠退いていた、っていうのが関係してるのかもですね~。
恋愛モノに飢えていた、とでも申しましょうか^^;、そんな心に染み入ったんでしょうね、愛が。
とは言っても、相変わらずヴァンパイア役のロバート・パティンソンが激しく好みから外れていて、そこが惜しい限りなんですが(ファンの方、スミマセンっ^▽^;)

前作で運命の出会いを果たした女子高生・べラとヴァンパイアのエドワード。
エドワードへの想いが募るべラは、永遠に歳を取らないというエドワードと自分との間に大きな隔たりを感じて思いつめます。
そして自分もヴァンパイアにして欲しい、とエドワードと共に生きることを望みます。
けれどもヴァンパイアは深い苦悩を抱えたまま、永遠を生きる存在。
エドワードはべラにそんな運命を背負わせることは出来ない、自分と居るとべラを不幸にしてしまうと思い、彼女の元を去る事を決意。
エドワードが遠くに行ってしまった後、残されたべラは抜け殻のように気力を無くしてしまいます。

落ち込んだべラを悲しみから救い上げてくれたのが、ジェイコブ。
彼はべラより歳下だけれどしっかり者で、包み込むような温かさを持った少年。
ジェイコブと過ごすことでべラはもう一度、笑顔を取り戻すことが出来るのです。
ところがこのジェイコブ少年、狼族の血を引く一族の出身であり、怒りが頂点に達すると狼へと姿を変えてしまう。
べラとヴァンパイアと狼の三角関係・・・ますます複雑になる恋愛模様、という感じですね。

エドワードが陰のあるクールな男性だとすると、ジェイコブは陽気で温かい男性で対照的な2人と言えるんじゃないかな。(ジェイコブも自分が人狼だと知ってからは翳りを帯びて来ますが・・・。)
愛する人を失ったためポッカリと空いた心の穴を、いつも身近にいて優しく接してくれる誰かが埋めてくれる、と言うのはよく有る恋愛のパターンですよね。
べラもジェイコブの明るさに救われるのですが、あと一歩のところで飛び込めずにいます。
それは彼女の心の中にはエドワードが住み着いているから。
この辺のべラはちょっとずるいと思わなくもないけど、まぁ、有りがちかな~。
愛が有るから優しくなれたり、はたまた自分勝手になってしまったり、ほんに手に負えない感情ですな^^

予告編でよく見掛けた、イタリアに住む名門ヴァンパイア一族とエドワードのひと悶着、というか対決シーンは思ったより短かったですね。
最後のほうでちょっと出て来ただけって感じ。
(ここでダコタちゃんもほんの一寸しか出てこなかった。)
この一族との確執が本作のメインだと勘違いしてました、その辺は以降シリーズへと続くって事ですかね。
マイケル・シーンが族長役だったけど、なんかイヤラシイ感じ(エロいっていうんじゃなく)が妙に良かったです^^

すったもんだあったけど、結局べラとエドワードがお互いへの愛の深さを再確認する事となった本作。
“おっ!?”と思うエドワードの一言で終わっちゃいました、気になるだろ~っ。
“エドワード、白すぎ、イケてない”とか何とか文句を言いつつも、このシリーズは最後まで観そうだ^^

THE TWILIGHT SAGA:NEW MOON  (2009)
 監督 クリス・ワイツ
 クリステン・スチュワート ロバート・パティンソン テイラー・ロートナー
 アシュリー・グリーン ピーター・ファシネリ アナ・ケンドリック
 ダコタ・ファニング マイケル・シーン

グリーン・ゾーン [映画 *か]


オリジナル・サウンドトラック『GREEN ZONE(原題)』
「グリーン・ゾーン」、観ました。

「ボーン・スプレマシー」、「ボーン・アルティメイタム」のポール・グリーングラス監督とマット・デイモンがタッグを組んで挑む、イラクを舞台にしたサスペンス。

バクダッド陥落後。
フセイン政権が隠し持っていたとされる大量破壊兵器の捜索にあたるMET隊長、ロイ・ミラー。
政府筋の確かな情報を元に捜索するミラーと隊員たちだったが、現場はただの廃工場であり兵器は影も形も発見できない。
実は、捜索の空振りはこれが初めてではなかった。
情報源に疑問を抱き始めたミラー、しかし彼の意見は聞き入れられることは無かった。
そんなある日、任務中のミラーに一人のイラク人・フレディが近寄る。
フレディがもたらした情報は、逃亡中のイラク高官の手がかりだった。
それを追うミラーはやがて、この戦争の根本を揺るがす謎へと迫っていく・・・。

“イラクに大量破壊兵器は無かった。”
ミラーが追う謎は、ズバリそれです。
今では世界が周知の事実である事柄ではありますが、映画ではその事実を必死で追う事となるマット・デイモンの姿が描き出されています。
グリーングラス監督らしい戦場をリアルに描き出した映像、息もピッタリのマット・デイモンのアクションシーンなど、キビキビとしているし物語を引っ張っていく力もあって、すごく集中して鑑賞しました。

疑問をもったミラーが謎を追ってたどり着いた所は“グリーン・ゾーン”。
フセイン大統領の宮殿なども含まれるイラク中心部で、アメリカ軍が拠点としていた地域の名称です。
ここで指揮を執り、情報源と蜜に関わっている筈の国防総省のお偉方の疑惑が発覚。
ミラーは敵を探して奔走するうちに、身内の謀略にたどり着いてしまったと・・・いう顛末です。

しかし“グリーン・ゾーン”の内部は驚きでした!
米軍の政府高官たちが陣取り、マスコミ関係者なども含め多くの人で賑わうゾーン内ではパーティしたりプールで泳ぐ人までいる!
周りは軍が警備しているわけで、初めて中に足を踏み入れたミラーと部下たちは目が点状態。
そりゃそうだ、周りでは大混乱の戦闘状態が続いているっていうのに。

“大量破壊兵器は存在しなかった”という事実を下敷きにしているので、フィクションと思っても説得力はかなりありました。
ミラーの抱いた疑問は、当時の当事者の方がたも抱いたはずでしょうし。
アメリカの中でも国防総省とかCIAとか、いろんな部門で対立・反目しあっていて、足の引っ張り合いのような現象が起きている所は、映画などでもよく目にする場面。
それがミラーの周りでも起きていて、誰が敵なんだか味方なんだか、一体誰と戦っているのか?という状況でした。

見ごたえもあったし、引き込まれた映画でした。
でも、戦争の記憶もまだ新しく、今でもニュースなどで目にするイラクの現状を思えば、“面白い”と言うのは何となく気が引ける気がしてしまいました。

映画の内容とは全然関係ないんですが、最近、鑑賞マナーの悪いお客さんに遭遇しっぱなし^^;
椅子を蹴るお兄さんとか・・・しゃべりまくるおば様方とか・・・。
どうか、鑑賞マナーを守って映画を観てください、お願いします!

GREEN ZONE  (2010)
 監督 ポール・グリーングラス
 マット・デイモン グレッグ・キニア ブレンダン・グリーソン
 エイミー・ライアン ハリド・アブダラ ジェイソン・アイザックス

96時間 [映画 *数字・アルファベット]


96時間 [DVD]
「96時間」、観ました。

娘を誘拐された父親が、自らの手で奪還に挑む姿を描いたアクションムービー。
「トランスポーター」シリーズのリュック・べッソン製作。

パリに旅行中の17歳の娘・キムが何者かに誘拐される。
丁度、キムと通話中だった父親のブライアンは、電話が切れるまでの僅かな時間に得た犯人の手がかりをもとに、娘の捜索のためにパリへと飛ぶ。
ブライアンはリタイアした元CIA諜報員、その持てるノウハウの全てを結集して娘奪還のために奮闘。
無事な姿で戻ってこれるタイムリミットが96時間、それが邦題ということらしい。
娘の姿を求めてパリの街を奔走する父親を、リーアム・ニーソンが熱演しています。

ブライアンの唯一の宝が娘のキム。
キムのためならどんなことでも出来る、という父親。
ブライアンと妻は既に離婚していて、妻は事業家と再婚、キムにも新しい父親がいるのですが。
しかしブライアンは出来るだけキムの傍で彼女を見守りたいと、今ではCIAを退職、娘の近くに引っ越しまでしています。

そんな娘がパリへ旅行すると聞いて、ブライアンは猛反対。
娘の身に何か起こったら取り返しがつかない、と言うことです。
これには元妻や当のキムもゲンナリしてしまい、結局ブライアンはキムが密に連絡を入れることで旅行を承知。
ところがブライアンの不安は的中してしまい、キムは何者かに誘拐されてしまうのです。
ブライアンがどうしてあそこまで娘の旅行に反対したのか、最初はちょっと疑問でした。
でもブライアンは職業上色んな情報を仕入れることが出来るので、キムの新しい父親についても良くない噂を耳にしていたんですよね。
手広く事業をする彼が逆恨みされていて、そんな輩からキムに魔の手が伸びるのを懸念していた・・・という事らしいです、納得。
最初はキムの誘拐にこの父親が一枚噛んでるのか?、なんて深読みしてしまいましたが、そこまで意地悪ではなかったですね、単に旅行先で犯罪に巻き込まれてしまった、という事みたい。

僅かな手がかりだけを基にして犯人に肉迫していく所は、文字通りのノンストップ・アクション。
リーアム・ニーソンが愛しい娘のためなら、何があってもどんな手を使ってでもこの手に取り戻してみせる、という執念の父親を熱く演じていました。
CIAで身に着けた特殊な能力、スゴイですね。
録音した娘との通話を何回も聴いて、脳内コンピュータで解析し犯人を識別するところなんて面白かったです。
あと、オジサンなんだけど強い、強い。
怒涛のようなピンチの連続にも関わらず、それをかわして突き進むものすごい身体能力でした^^ 

テンポも速く、そんなに考えなくてもグングン突き進んでいくアクション映画らしいアクション映画。
でも、日常の裏に存在する恐ろしい犯罪組織の存在は「イースタン・プロミス」とか「題名のない子守唄」とかを思い出して、身震いしますね。
この映画でも、よくよく考えるとほんとに恐ろしい裏の世界が描かれてました。

ブライアンの見事な活躍で、物語の方は一件落着。
リーアムパパの怪傑ぶりは見る価値があるのではないでしょうか。

TAKEN  (2008)
 監督 ピエール・モエル
 リーアム・ニーソン マギー・グレイス リーランド・オーサー
 ジョン・グライス ファムケ・ヤンセン ホリー・ヴァランス

ミリオンダラー・ベイビー [映画 *ま]


ミリオンダラー・ベイビー [DVD]
「ミリオンダラー・ベイビー」、観ました。

年老いたボクシングトレーナーと、彼のもとでボクシングに全てを掛ける女性の姿を描いたヒューマンドラマ。
クリント・イーストウッド監督作品。

試合中に傷を負ったボクサーの止血係として生きてきたフランキーは、歳を取った今でもボクシングから離れられず、ロサンゼルスで小さなボクシングジムを経営している。
手塩に掛けてきた有望株のボクサーをタイトル戦に挑戦させようとした矢先、よそのジムに移籍されてしまいショックを隠せない。
そんな折、彼のジムの門を叩いた一人の女性。
彼女はマギーというボクサーで、フランキーにトレーナーになって欲しいと申し出るのだが・・・。

ジリ貧の生活をしながら、バイト代はボクシングのために・・・。
コツコツと練習し努力を惜しまないマギーですが、フランキーは相手にしません。
“君は幾つだ。”“今度の誕生日までは31です。”“歳を取りすぎている。”
“女性にもボクシングを教えるジムは幾らでもある、よそへ行け。”
にべも無いフランキーですが、結局はマギーの熱意に負けトレーナーを引き受けることになるのです。

フランキーの気持ちを変えたのは、スクラップという男の一言もありました。
“マギーには才能がある。”
スクラップはかつてボクサーとして活躍した過去を持つ男で、若き頃にはフランキーと各地を転戦しました。
念願のタイトル戦で敗北し、その時彼の右目は視力を失った。
今ではフランキーのジムで寝泊りしながら様々な雑用をこなす彼ですが、ボクサーたちに目配りは忘れない。
ぶっきらぼうで口の悪いフランキーの善き女房役・・・という所でしょうか。
フランキーとスクラップの二人から目を掛けられたマギーは、本人の努力も手伝って、メキメキと実力をつけて行きます。

各地で試合に勝ち続け、破竹の勢いで女子ボクシング界で名を馳せるマギー。
そしていよいよ臨んだタイトルマッチで、とんでもない悲劇がマギーを襲い、彼女は二度とリングに立つ事が出来なくなってしまうのです。

「インビクタス/負けざる者たち」でも迫力のラグビーシーンが挿入されていましたが、本作のファイトシーンも非常に力が入ったものでした。
マギーを演じたヒラリー・スワンクが、ボクサーの身体を全身で表現。
肉体と肉体のぶつかり合い、飛び散る汗と血しぶきの迫力を感じました。
こういう所も一切手を抜かない、監督のこだわりですね^^

一戦一戦、戦うごとにフランキーとマギーの師弟の絆は強固になって行きます。
その過程で2人の間には、師弟の関係を超えた新たな繋がりが生まれたように感じられました。
そう、それはまるで・・・父と娘。
ボクシングに没頭する余り、家庭を顧みることを忘れて生きてきたであろうフランキー。
フランキーと実の娘の間には、埋めようにも埋まらない深い溝が存在して久しい。
かたや、貧困から金の亡者となった自己中心的なマギーの家族。
マギーの幸せな思い出は、おそらく幼い頃に亡くなった父親との楽しかった記憶のみであろう。
家族の縁というものに恵まれなかったフランキーとマギーが、映画後半まるで擬似家族に見えてくる。 
フランキーがとった行動はあれで良かったのか?という疑問がずっとついて回るとは思うが、やはり愛が無ければ出来ない事だとも思う。
一見つっけんどんだが実は繊細な心の持ち主であるフランキーが、苦悩し一つの答えを導き出すラストまで、涙無しでは観られなかった。

そしてこの2人を、常に暖かくも冷静沈着な目で見つめる語り部、モーガン・フリーマン演じるスクラップ。
彼の存在がこの物語を見事に引き締めていたと思います。

MILLION DOLLAR BABY  (2004)
 監督 クリント・イーストウッド
 クリント・イーストウッド ヒラリー・スワンク モーガン・フリーマン
 アンソニー・マッキー ジェイ・バルシェル マイク・コルター 
 ブライアン・オバーン マーゴ・マーティンデイル マイケル・ペーニャ
 ベニート・マルティネス ブルース・マックヴィティ

マイレージ、マイライフ [映画 *ま]


マイレージ、マイライフ [DVD]
「マイレージ、マイライフ」、観ました。

全米を駆け巡るリストラ担当の男の悲哀を、「JUNO/ジュノ」のジェイソン・ライトマン監督が描くヒューマンドラマ。
ジョージ・クルーニー主演。

企業からの依頼を受け、リストラ対象者にクビを宣告する役目を担うライアン。
彼は1年の322日を出張で飛び回り、仕事は極めて効率的で有能にこなす中年男性。
仕事の度に乗る飛行機で1000万マイル貯めるのが秘かな目標。
身軽に人生を生きてきた男が、ある女性との出会いによって自らの生き方を見つめなおす物語。

「JUNO/ジュノ」の時も相当話題になったし、本作でも受賞こそは逃しましたがアカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞(クルーニー)に助演女優賞2人(ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック)がノミネートという華やかさで注目を集めました。
・・・と言っても個人的には「ジュノ」も「サンキュー・スモーキング」ももう一つで、ライトマン監督とはソリが合わないのかも?と思ってたんですよね~。
おまけにジョージ・クルーニーも全作品を観ている訳じゃないんですが、彼の出演作で私が観た作品はどれも面白い!と思うまでのものに出会っていない。
だから本作も、内心では“どうだろうな~?”と心配しながら行ってきたんです^^;

ところが!
本作はとっても良かったです~^^
スマートに颯爽に、自分の人生に何の疑問も持たずに(持たないように目を逸らして?)生きてきた男が、ふと侘しさや虚無感に気付くんだけど、それでも彼の日々は続いていく・・・。
そんな男の悲哀に満ちた姿を、重くなりすぎず軽くなりすぎず、絶妙なテンポで描いていました。
特に今回気に入ったのは、ジョージ・クルーニー演じるライアンを見つめる監督の優しい目線を感じたからじゃないかな~。
疎遠になっていた家族とのくだりなんか、とっても温っかい気持ちにさせられました。
人と人とのさり気ないやり取りの中に、実は掛け替えの無い宝物があるんだな、なんて思ったりしました。
女性関係ではまさかの辛さを味わう羽目になるライアンだけど、それを乗り越え明日を迎える彼の姿が想像できるというか・・・。
とっても大人な映画だと思うし、そんな大人へ向けた監督からの人生賛歌、って感じですかね^^

ジョージ・クルーニーも良かった。
ちょっとニヤけたスケベぶりも可愛いし^^、モテてモテてここまで来たけど、振り返ると哀愁・・・っていうのが絵になるよね。
ライアンと恋仲になるアレックスを演じたヴェラ・ファーミガの、さながら女ライアンって感じのやり手振りが素敵でした。
ライアンの部下、アナ・ケンドリックス演じるナタリーの角々した青さも上手かったと思う。

そして、この監督はやっぱりセンスが良いです!
オープニングからカッコ良すぎて、ニヤニヤしてしまいました。
空撮って面白いですね、パッチワークみたい。
あと、耳の良さでも天下一品、音楽の選び方も最高でした^^

UP IN THE AIR  (2009)
 監督 ジェイソン・ライトマン
 ジョージ・クルーニー ヴェラ・ファーミガ アナ・ケンドリックス
 ジェイソン・ベイトマン ダニー・マクブライド メラニー・リンスキー
 エイミー・モートン サム・エリオット J・K・シモンズ

サイコ [映画 *さ]


サイコ (1960) ― コレクターズ・エディション [DVD]
「サイコ」、観ました。

アルフレッド・ヒッチコック監督の1960年の作品。
サイコ・サスペンスの元祖として伝説的な映画である。

今では数々の映画が作られているジャンルであるサイコ・サスペンス。
ヒッチコックの「サイコ」はこのジャンルの草分け的存在であるらしい。
これほど有名な作品ですが、私は今回が初めての鑑賞です。

観終わって一言。
“これが今から50年も前に作られたなんて!”
ほとんど感嘆の呟きを洩らしてしまいました。
50年の時を経ても、何ら遜色することの無い面白さに満ちた映画。
面白い・・・と言うのもあれなんですが、本当にそうなんです。

マリオンという女性事務員、彼女は会社のお金を横領し、そのまま車に乗って町を出ます。
彼女の足は自然と恋人・サムの住む町へと向かうのですが、途中で降り出した雨もあり、とあるモーテルに立ち寄ることにするのです。
彼女を迎え入れたモーテルの支配人はノーマンという若い男。
ノーマンは寂れたモーテルを経営しながら、離れにある一軒家で母親と二人暮らし。
この夜、ここに宿泊したマリオンの身に災難が降りかかるのです・・・。

映画の最初から最後まで、不安な空気が漂い観る者を怯えさせます。
それがピークに達するのは、シャワールームで起こる殺人。
さすがに未見の私でも、このシーンは目にしたことがあります。
まるで金切り声を思わせるあの音楽も、きっと誰でも聞き覚えがあるはず。
シャワーのしずくや振り下ろされるナイフ、慄く女性の顔をカット割で繋ぎ、凄惨な現場を描き出します。
間接的なショットを上手く配することで、直接的でむごたらしい表現をしなくても十二分に恐怖を演出できる事を証明する強烈なシーンでした。

50年前の観客は驚いた事でしょう!
かなりセンセーショナルな作品だった筈です。
その恐怖映像もさることながら、ストーリーの面でも斬新であると思うからです。
何故なら物語の中盤以降、着地点がまったく想像できなくなるだろうから。
マリオンの逃避行サスペンスだと思っていた観客を翻弄する展開が待っているから。
今でこそ、観客も多くのサイコ・サスペンスに慣れているというのがあるけれど・・・当時は違ったでしょうし。
それでも今でも面白さに変わりは無いと思います、むしろグロい表現とかなくてあの恐怖は流石としか言いようがない。

この作品は後の映画に多大なる影響を与えたのでしょうね。
私自身、あまり得意なジャンルじゃ無い事もあって、そんなに沢山は知らないのですが、それでも観ている途中でチラホラと浮かんだ映画がありました。
例えば、
 ◎雨のモーテル&(ネタバレ・多重人格) → 「アイデンティティー」
 ◎沼に沈む車 → ゴミ捨て場に沈む金庫 「ラブリーボーン」
 ◎一軒家を捜索するマリオンの妹 → ここで犯人宅を捜索するクラリスを連想した私、何故だろ、
                         どっか似てるかな 「羊たちの沈黙」

私の小さな引き出しからはこれ位しか浮かばなかったんだけど、きっともっともっと、影響を受けた作品は山のようにあるんだろうな~。
そんな想像も難くない作品でありました。

PSYCHO  (1960)
 監督 アルフレッド・ヒッチコック
 アンソニー・パーキンス ジャネット・リー ジョン・ギャヴァン
 ヴェラ・マイルズ マーティン・バルサム サイモン・オークランド

ノウイング [映画 *な]


ノウイング プレミアム・エディション [DVD]
「ノウイング」、観ました。 

50年前に小学生たちが埋めたタイムカプセルが掘り出された。
その中から、一面びっしりと数字の羅列で埋められたメモが見つかる。
大学教授のジョンはその数字に秘められたメッセージに気付き、愕然とするのだった・・・。
ニコラス・ケイジ主演のサスペンス大作。

宇宙物理学教授のジョンは数年前に事故で妻を亡くしてから、息子のケイレブと二人暮らし。
ケイレブの通う小学校の創立記念式典で、50年前のタイムカプセルが取り出されます。
過去の生徒が書いた封筒を手渡される現在の生徒たち。
ケイレブが受け取った封筒には、小さな文字で書かれた数字が並ぶメモが入っていました。
興味を持ったケイレブはそれを家に持ち帰り、メモはジョンの目に留まることとなります。
数字の配列を見つめるうちに、ジョンはそれが意味を持つことに気付くのです。
過去に起きた大災害の日付と犠牲者の人数が、数字の配列とピッタリと符合する、とういう事に。

つまりこのメモの数字は、50年も前にこれから起こる災害を予知して書かれていた訳です。
なんと予知の中には、ジョンの妻が巻き込まれた火事についても記されていた。
それを見たジョンは激しく動揺するのです。
もしこのメモをもっと早く見つけていれば、妻は死なずに済んだのでは・・・?
妻亡き後、心に空虚を抱えて暮らしてきたジョンは、この数字の解明が使命の如く、どっぷりとのめり込んでしまう。
この数字には、過去だけではなくこれから何かが起きるであろう日付も、もちろん含まれています。
ジョンは自分ならそれを止める事が出来るのではないか、と思い込み奔走するのですが・・。

なかなかに引き込まれるストーリーでした~。
数字の中から法則を見つけ出すくだりや、それが現実のものとなる辺りはゾクゾクしました。
ジョンの目の前で起こる大惨事の映像もリアルで迫力があった。
ちょっと想像しただけで(例えばもしあの駅構内にいたら・・・とか)怖さが倍増される気がしました。

予知を止められず成す術の無いジョンは、50年前にこのメモを書いた女性を探すことに。
その頃、息子のケイレブの周りでも、何やら怪しげな連中の影が見え隠れし始めるのです。

ニコラス・ケイジが主役なので、パニック映画のヒーローのように大活躍を見せるかと思いきや・・・。
ああいうラストになるとは、ちょっと新鮮な展開でしたね。
(まぁ、途中から“もしかして、○○系?”と予想は付くんだけれど^^)
終始、苦虫を噛み潰したような表情だったジョンが、悟りの境地に達したかのように穏やかに迎えるラストは、ちょっと切ない気持ちにさせられました。

意外と言っては失礼かもしれませんが、味のある作品ですね。
観る前に予想していたよりは、ずっと面白かった。
公開時、映画館には“ま、いいっか~”って思って行かなかったけど、映像の迫力を思えば行けば良かったかも。

音楽も重厚で雰囲気たっぷり♪
そんなところも、結構気に入りました。

KNOWING  (2009)
 監督 アレックス・プロヤス
 ニコラス・ケイジ ローズ・バーン チャンドラー・カンタベリー
 ララ・ロビンソン ベン・メンデルソーン ナディア・タウンゼント

ジュマンジ [映画 *さ]


ジュマンジ コレクターズ・エディション [DVD]
「ジュマンジ」、観ました。

呪われたボードゲーム“ジュマンジ”で遊び始めたことから巻き起こる騒動を描いたパニックファンタジー。

1995年の作品、ロビン・ウィリアムズが主演。
監督はジョー・ジョンストン。
この前観た「ウルフマン」の監督さんなんですね。

100年前、闇に紛れた森の中で“何か”が埋められるシーンから、映画は始まります。
ひどく慌てて処分された“何か”は土の奥深くで、人知れず眠ることに・・・。
それから時は流れ100年後、少年・アランは工事現場の土の中から古びた箱を見つけます。
この箱が森の中に捨てられた“何か”であり、中には見たこともないボードゲームが入っていました。
友達のサリーと一緒にゲームを始めたアランでしたが、ゲームの最中で突然、どこかに吸い込まれるようにして姿を消してしまうのです。

呪われたゲームのお話。
“ジュマンジ”というこのゲーム、すご六なんですがそんじょそこらのすご六とは訳が違います。
さいころを振って止まったマス目ごとに様々なメッセージが浮かび上がります。
このメッセージが不気味なものばかり、そして指示通りに色んなものが現実世界に飛び出して来るのです。
ライオンや象、悪戯し放題の猿などの動物や気色の悪い昆虫、超自然現象てんこ盛り・・・。
飛び出した後、町はパニック状態に陥ってしまいます。
ジュマンジから飛び出した諸々を消すためには、ゲームを最後まで続け“あがり”に辿りつかないとダメ。なんとかゲームを終わらせようと悪戦苦闘するお話なのです。

最初はおどろおどろしい雰囲気で始まるので、ホラー映画か?なんて不安になったりしますが^^;(その昔、機内上映で初めて観た時、そう思った^^)蓋を開けてみるとハラハラドキドキのファミリームービー。
ファンタジーと冒険が溢れていて、楽しい作品です。
ゲームの途中で消えてしまったアラン少年が26年後、オジサンとなって戻って来てゲームに参加。
その時のアランがロビン・ウィリアムズなんですね~、アランはジュマンジの指示に否応なく従わされてなんと26年もゲームの中に閉じ込められていたって訳・・・む、むごい^^;
でも恐ろしげな雰囲気も、お茶目なコスプレのロビン・ウィリアムズの登場で完全に払拭されました、ホッ。
アランと一緒に奮闘するジュディという女の子が、なんと、幼き頃のキルスティン・ダンスト!
そう言えば彼女は子役からやってたんですよね、なかなか可愛かったし上手いのね^^
(何となく、アビゲイル・ブレスリンと同じ系統の雰囲気がしました~)

CGも沢山使われているけど、ちょっと画面から浮いた印象は否めなかったかな^^;
映像技術の面では今とは比べ物にならないですね、当たり前ですが。
でも、そんなに目くじら立てるようなものでもないと思います。
ところによりぬいぐるみ感・・・というか手作り感がたっぷりの動物たちも案外、憎めないし。
巨大毒グモはプラスチックみたいで笑っちゃいましたが~^^

恐ろしいゲームでしたが、ジュマンジでの経験を通して大切なものに気付くアラン少年。
ハッピー・エンドで何よりでした。

しかし!砂浜でゲーム盤を見つけても、拾ったりしちゃダメよ(笑)

 監督 ジョー・ジョンストン
 ロビン・ウィリアムズ ジョナサン・ハイド キルスティン・ダンスト
 ブラッドリー・ピアース ボニー・ハント ビービー・ニューワース
 デヴィッド・アラン・グリア アダム・ハン=バード ローラ・ベル・バンディ

 [映画 *た]


鳥 [DVD]
「鳥」、観ました。

突然、人間たちを襲い始めた鳥たち。
彼らの襲撃に恐れおののく人々の姿を描いたパニックサスペンス。

超有名ですよね、ヒッチコックの「鳥」。
私も昔、TV放送で観たことがあると思うのですが、結構おぼろげでした。
鳥の大群に襲われて、口ばしで突っつかれて、痛そうだし何よりおっかなかった記憶は残ってましたが。
今回観始めた時は、“そうは言っても鳥でしょう~”なんてちょっと甘く見てたのですが、やっぱりゾワゾワ来てしまいました。

最初にゾワゾワ来たのが、暖炉からスズメの大群が家の中に飛び込んでくる所。
ハンパ無いくらい大量のスズメが、滝のようにダーッと部屋になだれ込んで来て、もうしっちゃかめっちゃかになってしまうのです。
スズメなんて普段何気にその辺にたむろしてるけど、それが黒い塊になって飛んで来ると思ったら急に怖くなります。
口ばしって結構硬いと思うし、先が尖っているのが先端恐怖症の私にはキツイ・・・。
爪だってあるしね~。
それを考えたらもっと怖いのがカラスですよね、口ばしも爪も鋭いし、賢いと言うし・・・。
映画の中でもジャングルジムに無数に群がるカラスは、迫力ありました~^^;

海辺の小さな町で、鳥たちが人間を襲い始めます。
理由は分かりませんが、群れを作り集中攻撃を掛けては去っていく、それを繰り返しているのです。
この町に住む弁護士のミッチと、彼を訪ねて来た女性・メラニー、それからミッチの母親と妹もこの事態に巻き込まれ、必死で鳥たちとの攻防を試みる。
そのうちに被害は拡大し、やがて死者まで出るほど深刻な事態を迎えてしまうのです。
鳥たちがどうしてこのような行動を起こしたのか、その疑問に対する答えは明確には示されてはいません。
しかし、温暖化などによって地球の環境が変わりつつある現在の状況を思うと、何かのきっかけでこのような恐ろしい事態が起こるかもしれない、説得力は公開当時より今のほうが増しているんじゃないかな~。
“自然には畏敬の念を忘れてはいけない”という「ハプニング」の台詞を思い出したりしました。

それから、“鳥が襲って来る”という直接的な恐怖とは別に、もう一つの恐怖も描かれている事に今回は気付きました。
それはパニックに陥った人達の恐怖心に芽生えた集団心理という間接的な恐怖。
鳥の襲撃に怯えながら逃げ込んだダイナーで、メラニーとミッチは町の人達に危険な状況を訴えるのですが、まだ被害にあっていない人達は半信半疑のまなざし。
話を聞いて怯える者、持ち前の持論を展開し全く信じない者、あげくは世の終わりを次げる者。
その後、ダイナーの正面で鳥たちが暴れ始めるのを目撃するや否や、恐怖にとり付かれた人々はこの事態を誰か(手近でもっともらしい人物)に責任転嫁しようとするのです。
この時、ほんの数十秒の短いシーンだったのですが、追い詰められた人々の集団心理の恐ろしさを克明に炙り出していました。
嫌でも「ミスト」が浮かんじゃいました!
もしもダイナーから外に出られない状況に陥ったとしたら、きっと「ミスト」のストアーと同じような狂気が蔓延するんじゃなかろうか・・・^^;

やっぱり今観ても、趣があっていいですな、ヒッチコック。
BSで特集やってますね、まだまだ録画してあるのよ~、観るの楽しみです^^

THE BIRDS  (1963)
 監督 アルフレッド・ヒッチコック
 ロッド・テイラー ティッピ・ヘドレン ジェシカ・タンディ
 スザンヌ・プレシェット ヴェロニカ・カーライト

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